気持ちのつらさについて

  • 2020.09.22

誰しもが人生に大きな変化を与える病気になった際には、気持ちが落ち込み、揺らぎ、通常の日常生活にも影響がでてきます。そうした状況においても、人間の適応能力により、徐々に気持ちの上でも、社会生活の上でも対処方法が確立していき日常生活リズムはもどってくることが多いです。一方で、日常生活リズムがもどりにくいような気持ちのつらさ、睡眠障害、食欲低下、だるさなどの変化が持続する場合には、通常の気持ちのつらさだけではなく「うつ状態」になっている可能性があります。このような時には悪循環になってしまっているため、自分の意志や周囲のサポートだけでは、なかなか対処しきれない可能性があり、時に抗不安薬や抗うつ薬といった薬剤に加えて専門の医療者の支援が必要な場合があります。重篤な疾病になったからしょうがないと思わずに、ご自分で現在の状況がつらく、変化の糸口がみつからない場合には、医療スタッフへご相談ください。当院では主治医の診察と並行して外来通院でも訪問診療でも対処可能です。

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