抗がん治療関連の口内炎

  • 2022.10.07

抗癌剤投与中、白血球減少している時などに多発する口内炎で痛みが強く、食事量も減ってしまうということがあります。ステロイド系の軟膏だけではなかなか効果なくつらい時には、半夏瀉心湯の含嗽(口にふくむ)が痛みの緩和や口内炎の治癒促進に有効な場合があります。それ以外にも最近では口腔粘膜保護剤(被覆材)としてエピシルという薬剤が使用可能になりました(残念ながら歯科医院でしか取り扱いができません)。抗癌剤中に食事摂取が減少してしまうと筋肉量も減り日常生活がつらくなってしまうこともよくあります。難治性の口内炎はヘルペスであったり、真菌症(カビ)であることもあります。口内炎がひどい時にはきちんと医師や歯科医師に相談して対処方法を考えてもらうことをお勧めします。

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