放射線治療による症状緩和

  • 2020.06.19

がんの転移による痛みが強くなると医療用麻薬や鎮痛補助薬と言われる薬剤の使用量が増えていきます。中毒や依存になったり命を短くすることはありませんが、眠気が強まったり、便秘の調整が難しくなったりすることはあります。そのような時に症状緩和目的の放射線治療が実施できると、痛みが0にならなくても、薬剤使用量が減らせることで副作用が減りより生活がしやすくなる場合があります。緩和ケアでは、お薬だけで治療するのではなく、時にはCTなど検査で病状を評価し薬剤以外の対応方法がないか考えることも重要です。症状緩和目的の放射線治療を検討する余地がある場合には、当院から放射線治療専門医の外来を紹介させていただいています。

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