がん患者さんの食事
- 2020.05.16
がん患者さんとご家族から「何を食べていいか分からない」という相談を受けることがよくあります。単純に食事といっても病状により食事の柔らかさや一度に食べられる量に注意が必要であったり、食事の内容に工夫が必要だったり(タンパク質を重視した方がよい時や脂質でカロリーを優先した方がいい時期など)することもあります。
またご家族としては何とか食べてもらいたいからと無理強いしてしまい、それが患者さんへのプレッシャーとなることでさらに悪循環となってしまっている場面もよく経験します。食事は食べる瞬間だけが食事ではありません、食べるものを選んだり、料理方法を決定したり、どこで、だれと、どのような食器でたべるのか、そうした心理的なことにも少し目を向けてあげると、食べやすさにつながることがあります。ちょっとした工夫が重要なことがありますので、お困りの方はご相談ください。