病院との付き合い方
- 2022.02.08
がん診断から抗がん治療中は総合病院での診療が必要になります。病院での治療をスムーズに受けることはなかなか大変です。特に症状が強くなっている時には色々な部署で生じる待ち時間が体力をさらに奪っていくような悪循環になりがちです。主治医ががん診療の中心となることは当然ですが、それ以外の職種も多く活動しているのが総合病院です。そうした病院特有の機能を理解して自分主導で治療をコーディネートしていく気持ちが大切になります。主治医が自分の病院機能を全て理解しているわけではありません。外来でも病院でも治療や療養に関する相談窓口になるのはがん診療拠点病院であればがん相談支援センターです。がん相談支援センターでは、看護師やMSW(社会福祉士)が中心に活動して、困りごとに対して相談にのってくれます。病院の様々な部署のどこに相談したらよいのか、相談先を教えてくれます。主治医に聞いても明確な答えが得られない時、主治医に聞きにくい時にはがん相談支援センターを探して相談してください。
例えば小牧市民病院のがん相談支援センターは、小牧市民病院で診療を受けている患者さんでなくても、どなたでも相談可能です(これは地域のがん診療連携拠点病院ではどこも同じです)。
自宅で過ごしたいが、どうしたらいいか分からないというった相談は、もちろん当院でも相談可能です。