だるさへの対応
- 2020.07.01
がん患者さんの多くがからだのだるさを訴えられます。がん悪液質という病態により食欲自体が低下したり、食事をしているのに筋肉量が減少してしまい体重の減少が止まらず日常生活での動きが大変になってくることがあります。がん自体への手術や抗癌剤、放射線治療で症状が軽減することもありますが、病状によってはだるさと付き合っていく必要があります。そのような時には、「エネルギー温存療法」といってあせって何でも1日につめこんで行うのではなく、1日にやることの優先順位をつけて大事なことから少しずつ行っていくことが結果的に疲れすぎず、生活のしやすさにつながることがあります。まただるさの原因によっては薬物治療により症状が軽減するかたもいらっしゃいます。お困りの方は当院外来へご相談ください。