専門的緩和ケアのメリット
- 2020.06.07
「緩和ケア」という言葉のイメージは、まだまだ不安になったり、なんとなく心配になったりされる方もいらっしゃるかもしれません。緩和ケア病棟やホスピスなどの入院施設は抗がん治療が終了した患者さんが療養される場所ですので、そうしたイメージが一般的になっています。しかし、最近の世界的な研究では、早期がんではないがん患者さんに対して、診断時から専門的な緩和ケアを抗がん剤治療と並行して受けることで、症状が緩和ケアすることや生活の質が保たれることはもちろん、延命効果もあるという結果も報告されています。まだまだ日本で数百人しかいない緩和医療専門医として、多くのがん患者さんの支援をより早期からさせていただくことで、がん治療をしている主治医には相談しにくいこと(生活面の相談など)や、相談しにくい症状(痛みなど一般的な症状以外の問題)に対して丁寧に対処することが可能です。専門的緩和ケアを受ける時期は、治療のより早期からがお勧めです。当院へご相談ください。(症状緩和のセカンドオピニオンも対応しています)